雨漏り調査の方法とは?雨漏りの原因と修理の事例についてもご紹介!
投稿日:2023.11.14
ありがたいことに当社のホームページやタウンページを見て雨漏り調査のご依頼をいただく機会が増えてきました。
なかには「何社にも見てもらったけど原因が分からなかった」「何回も修理したけど結局直らなかった」というお客様もいらっしゃいます。
そのため、当社のスタッフがすぐに原因を突き止めると驚かれることが多いです^^
そこで今回は、実際に当社がどのような雨漏り調査を行っているか、また雨漏り修理の事例についてもご紹介していきたいと思います。
雨漏り修理・防水工事についてはこちら
目次
雨漏り調査の方法とは?
STEP1.目視調査
事前に雨漏りしている箇所をお電話にてヒアリングさせていただき、必要に応じて高所作業車で現場に向かいます。
現場に着いたらまず、目視にて怪しい箇所をチェックしていきます。
目視調査はいわば「間違い探し」のようなものです。
施工上おかしなところがないか、納まりの悪いところがないかどうかを確認します。
屋根からの雨漏りであれば、高所作業車またはハシゴを使って屋根にのぼり、足や手で触れて下地が緩んでいないかどうかをチェックします。
簡単な原因であれば目視だけで分かることもありますが、最終確定のために水かけ調査を行うのが通常の流れです。
ここまでは「無料点検」の範囲内ですので、有料となる水かけ調査に入る前にはお客様にひと声かけさせてもらっています。
なお、屋根調査としてドローンを使う業者もいるようですがあまりおすすめできません。
ドローンで見ると屋根の破損は分かりますが、実際に目で見たり触れてみたりする感覚に勝るものはないからです。
STEP2.水かけ調査
怪しい箇所が特定できたら、最終確定のために水かけ調査に入ります。
当社で行う水かけ調査のルールとしては、下から上へ順番に水をかけていくことです。
上のほうから水をかけてしまっては、最終的にどこから水が漏れているか判断できないからです。
水が漏れている場所が特定できたら、ひとつ前に水をかけたところに戻って再度水をかけます。
なぜかと言うと、時間差で水が落ちてくることがあるからです。
再度水をかけても漏れてくる水の量が増えなかったら、最後にかけたところが雨漏りの原因ということになります。
水が漏れてこなかった場合は、お客様にご了承いただいたうえで点検口をつけて天井裏を調査する場合もあります。
なお、水かけ調査の場合は調査費用として税込み22,000円、点検口を付けた場合は33,000円をいただいております。
雨漏り修理を謳っている業者のなかにはサーモグラフィーを使って調査するところもありますが、それで雨漏りが特定できるとは限らないのでご注意ください。
ちなみにサーモグラフィーを使った調査は、相場が10万〜20万円とかなり高額のようです。
STEP3.お見積り
雨漏り箇所の特定ができたら、お見積りを作成させていただきます。
簡単な補修で収まる雨漏りの場合もありますが、屋根や外壁が劣化していた場合は、部分補修だけでは保証できないこともあります。
その場合は、部分補修の見積もりと、屋根カバー等の見積もりの両方をご提示するようにしています。
雨漏りの原因と修理の事例をご紹介!
雨漏りは複数の原因が重なって起こったり、意外なところに原因が潜んでいたりもします。
ここでは、過去に当社で行ってきた雨漏り修理の様子と雨漏りの原因をいくつかご紹介していこうと思います。
屋根材・ルーフィングの劣化
一次防水と言われる屋根材(瓦やスレート屋根など)が割れてしまうと、屋根の中に水が回る原因となります。
屋根材の下の二次防水(ルーフィング)が元気なうちはまったく問題ありませんが、ルーフィングが寿命を迎えたらいずれ雨漏りします。
こちらの現場では雨漏り箇所だけでなく、屋根全体の劣化が進んでいましたので屋根カバー工事を行いました。
雨水が回って下地が緩んでいるとビス止めが効かなくなるため、その部分は合板を重ねて補強しています。
戸袋からの雨漏り
ベランダの階下が雨漏りする原因として意外と多いのが戸袋(雨戸を収納するところ)です。
戸袋の内側は防水性のないベニヤ板であることが多く、その板が水を吸って雨漏りを引き起こすことがあります。
その場合は戸袋用の板金をはめ込み、コーキング処理をして水が入らないようにします。
バルコニーからの雨漏り
雨漏りの原因としてとても多いのがバルコニーの笠木(手すりがついているところ)の劣化です。
バルコニーには屋根がなく、常に風雨にさらされているので劣化しやすく、水も回りやすくなります。
笠木から水が入ると中の下地が腐って外壁が浮いてきたり、下の階まで水が回って雨漏りを引き起こしたりします。
こちらの現場では、バルコニーの外壁を金属サイディングでカバーし、笠木、軒天も板金で補強しました。
当社では笠木板金を二重にして、水が入らないような工夫をしています。
新築・リフォーム時の施工不良
こちらは屋根塗装をした直後に雨漏りしたとのことで調査依頼を受けた現場です。
5回も塗装されていたようで、屋根材の割れもなく見た目はとてもキレイなのですが、塗料が目詰りして水が抜けきれない状態でした。
さらに棟下地のキワにコーキングがされていたため、中の木が湿って腐っていました。
ここにコーキングをすると水の逃げ場がなくなるのでよくないのですが、知らずにコーキングしてしまう業者も多いのです。
こちらのお宅は築25年でルーフィングも寿命を迎えていましたので、屋根カバーをさせていただきました。
屋根塗装は見た目をよくしてくれますが、屋根に与えるダメージが大きいのです。
詳しくは下記ブログ記事にも記載していますのでチェックしてください。
屋根塗装のデメリットとは?塗ってはいけない屋根についても解説します!
雨漏り調査・修理のことなら富士宮屋根工事店へ
今回は当社で行っている雨漏り調査の方法について、また雨漏りの原因、修理事例についてご紹介してきました。
雨漏りはとても奥が深く、長年の経験と知識が必要です。
実際に屋根や外壁を施工したことのある人間でないとわからないことも多々あります。
巷では雨漏り◯◯のような看板を掲げている会社も多いですが、正しい知識を持っているとは限りませんのでご注意ください。
当社では屋根・壁のことを知り尽くしたスタッフが伺い、徹底的に雨漏り調査を行っています。
雨漏りでお悩みでしたら、富士宮屋根工事店までお問い合わせください!
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