屋根の雨漏りはDIYできるの?修理の際の注意点も紹介
投稿日:2025.4.28 更新日:2025.5.1

屋根から雨漏りが発生しているのに気づいたら、修理を検討しなければなりません。しかし、費用もかかるため自分で修理できないかと考える方もいるでしょう。
この記事では、DIYによる応急処置の方法と注意点をお伝えします。ただし、安全面や確実性を考慮すると、専門業者への依頼が最も賢明な選択肢であることをご理解いただければ幸いです。
目次
応急処置としてのDIY
雨漏りは、放置すると建物の構造を腐食させるなど、深刻な被害につながる可能性があります。ここでは、応急処置としての屋根雨漏り修理のDIYをご紹介します。
応急処置の基本的な考え方
応急処置の目的は、雨水の侵入を一時的に食い止め、被害が広がるのを最小限に抑えることです。
本格的な修理までの時間稼ぎと考え、無理のない範囲で行うことが重要です。安全を最優先とし、危険を感じたらすぐに作業を中止しましょう。
自分でできる応急処置の例
比較的簡単にできる応急処置としては、以下のようなものがあります。
- 雨漏り箇所に防水テープを貼る
- ブルーシートで屋根を覆う
- 室内の雨漏り箇所にバケツやタオルを置くなど
これらは一時的な対策であり、根本的な解決にはならないことを理解しておきましょう。
応急処置を行う際の注意点
応急処置を行う際の注意点として、以下のようなものが挙げられます。
- 高所での作業は転落の危険があるので無理に行わない
- 脚立を使用する場合、安定した場所に設置し、滑り止め対策を行う
- 感電予防のため、雨天時や濡れた状態での電気配線付近の作業は避ける
なお、応急処置で使用する材料は、一時的な使用を前提としたものを選びましょう。
DIYで屋根の雨漏り修理に挑戦する前に知っておくべきこと
DIYで雨漏りの修理に挑む前に、屋根に関する基本的な知識と、伴うリスクを十分に理解しておく必要があります。
安易なDIYは、かえって状況を悪化させたり、重大な事故につながったりする可能性があります。そのため、DIYするかどうかは慎重に判断しなければなりません。
屋根の種類と構造
住宅の屋根には、日本瓦、スレート、金属屋根など様々な種類があり、それぞれ構造が異なります。
雨漏りの原因や修理方法は、屋根の種類によって異なるため、ご自宅の屋根がどのような構造になっているのかを把握することが重要です。
しかし、素人が屋根の構造を正確に理解するのは難しく、誤った判断につながる可能性があります。
雨漏りの原因特定は困難
雨漏りの箇所が、必ずしも雨水の侵入箇所とは限りません。
雨水は屋根内部を伝い、思わぬ場所から漏れてくることがあります。
原因を特定できないままDIYを行っても、根本的な解決にはならず、時間と労力を無駄にしてしまうおそれがあります。
▶︎雨漏りのおもな原因とは?雨漏りの修理事例もご紹介します!
必要な道具と安全対策
DIYで屋根の修理を行うには、脚立、ヘルメット、安全帯、作業用手袋、防水テープ、コーキング材など、様々な道具と材料が必要です。
特に高所作業では、安全帯の装着は必須ですが、正しい使い方を理解していなければ意味がありません。
不慣れな道具の使用は、怪我のリスクを高めます。
高所作業の危険性を認識する
屋根の上での作業は、転落という重大な事故につながる非常に危険な行為です。
少しの油断や足元の不安定さから、命に関わる事故につながる可能性があります。
高所作業は、専門的な知識と訓練を受けたプロの業者に任せるべきです。
DIYによる雨漏り修理の具体的な手順
ここでは、比較的簡単なDIYによる雨漏り修理の例として、コーキング補修と防水テープ補修の手順を紹介します。
ただし、これらの方法はあくまで一時的な応急処置であり、根本的な修理ではないことを再度強調しておきます。
補修前の準備と確認
補修作業を行う前に、雨漏り箇所とその周辺をよく確認し、汚れや苔などを取り除きます。
屋根が濡れている状態での作業は滑りやすく危険なため、必ず乾燥した日に行いましょう。
また、安全確保のために、ヘルメットや安全靴、可能であれば安全帯を装着してください。
比較的簡単な補修方法の例(コーキング補修)
ひび割れや隙間が小さい雨漏りであれば、防水用のコーキング材で補修できることがあります。補修箇所を清掃し、コーキング材を均一に充填することで補修の完了です。
ただし、コーキング材は紫外線や温度変化によって劣化するため、定期的なメンテナンスが必要です。
また、下地の動きが大きい場合や、ひび割れが大きい場合は効果が期待できません。
比較的簡単な補修方法の例(防水テープ補修)
防水テープは、雨漏り箇所に直接貼り付けることで、一時的に水の浸入を防ぐことができます。補修箇所を清掃し、テープをしっかりと密着させます。
ただし、防水テープも長期間の使用には適していません。そのため、時間が経過すると剥がれてしまう可能性があります。
また、テープによって雨水が流れる方向が変わり、別の箇所から雨漏りが発生するリスクもあります。
作業後の確認と注意点
補修作業後は、天候の良い日に散水するなどして、雨漏りが止まっているか確認します。
しかし、DIYによる補修は、プロの修理のような確実性がないため、雨漏りが再発する可能性が高いことを念頭に置いておく必要があります。
DIYで修理できたとしても、早めに専門業者に点検してもらい、本格的な修理を行うようにしましょう。
DIYでの修理が難しいケース
屋根の雨漏り修理には、DIYでの対応が難しいケースも多いです。無理にDIYで対応しようとすると、かえって被害を拡大させたり、建物の寿命を縮めてしまったりする可能性があります。次のような場合は、迷わず専門業者に依頼しましょう。
下地の腐食や広範囲の雨漏り
雨漏りが長期間にわたって放置された場合、屋根材の下にある下地が腐食している可能性があります。
また、広範囲にわたる雨漏りは、構造的な問題が潜んでいることも考えられます。
これらのケースでは、DIYでの対応は非常に難しく、専門的な知識と技術が必要です。
屋根材の破損や劣化
瓦の割れ、スレートのひび割れ、金属屋根のサビなど、屋根材自体が破損または劣化している場合、DIYでの修理は一時的な応急処置にしかなりません。
根本的な修理には、屋根材の交換や専門的な補修が必要です。
高所作業に不安がある場合
二階建て以上の住宅や、傾斜の急な屋根での作業は、非常に危険を伴います。
高所作業に少しでも不安を感じる場合は、絶対にDIYで行おうとせず、安全に作業できるプロの業者に依頼してください。
ご自身の安全を最優先に考えることが重要です。
原因が特定できない場合
雨漏りの原因が特定できないままDIYを行っても、効果的な修理は望めません。
プロの業者は、豊富な経験と専門知識によって、雨水の侵入経路を正確に特定し、根本的な原因を取り除くことができます。
プロの屋根修理業者に依頼するメリット
屋根の雨漏り修理をプロの専門業者に依頼することには、多くのメリットがあります。
費用はかかるかもしれませんが、安心と確実な修理、そして将来的な建物の保全を考えると、非常に価値のある投資と言えるでしょう。
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専門知識と技術による確実な修理
プロの業者は、屋根の種類や構造、雨漏りの原因に関する専門的な知識と、長年の経験に裏打ちされた確かな技術を持っています。
DIYでは難しい、根本的な原因を特定し、再発を防ぐための適切な修理を行ってくれます。
安全かつ迅速な作業
プロの業者は、高所作業に関する安全対策を徹底しており、適切な道具と技術を用いて、安全かつ迅速に修理を行います。
DIYで行う場合に比べて、時間と労力を大幅に節約できます。
再発防止と長期的な視点
プロの業者は、雨漏りの修理だけでなく、将来的な再発を防ぐための対策や、屋根全体のメンテナンスに関するアドバイスも提供してくれます。
長期的な視点で考えると、結果的にコストを抑えることにもつながります。
保証とアフターフォロー
多くの専門業者は、修理後の保証やアフターフォローを提供しています。
万が一、修理後に再び雨漏りが発生した場合でも、無償で対応してくれるため、安心して任せることができます。
【まとめ】屋根の雨漏りはプロに頼もう
屋根の雨漏りは、DIYによる応急処置も不可能ではありません。しかし、その効果は一時的であり、根本的な解決には至らないことがほとんどです。
安全面や確実性を考慮すると、屋根の雨漏り修理は、専門知識と技術を持つプロの屋根修理業者に依頼することが最も賢明な判断と言えるでしょう。
大切な住まいを守るために、信頼できる業者を選び、安心できる修理を行いましょう。
富士宮屋根工事店では雨漏り補修の施工実績が豊富です。
雨漏り修理をご検討している方は、まずはご相談ください。
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