屋根の葺き替え工事とは?工事内容やおすすめの屋根材を紹介
投稿日:2025.10.23

屋根は住宅を雨風から守るように頂上に取り付けられており、年数の経過によって劣化が発生するため葺き替え工事が必要になることがあります。
「葺き替え工事とはどのような工事なのか」「どのタイミングでおこなうべきか」など疑問に思う方も多いのではないでしょうか。
屋根の葺き替え工事は、既存の屋根材を撤去して新しい屋根材に交換する大規模なリフォームです。
本記事では、屋根葺き替えの工事内容や流れ、葺き替えをおこなうタイミング、おすすめの屋根材について詳しく解説します。
大切な住まいを長持ちさせるためにぜひ参考にしてください。
目次
屋根葺き替え工事とは?

屋根葺き替えとは屋根を新しくするリフォームの1つで、既存の屋根材を全て撤去してから新しい屋根材を設置する工事のことです。
屋根は建物の印象に影響する重要な部分なので、すべてが新しい屋根材になることで、建物全体の美観が向上します。
さらに、屋根だけではなく防水シートも新しくして、下地材も必要に応じて補修がおこなえるため、住宅の耐久性を大幅に向上させることができます。
下地材や防水シートが新しくなることで、雨漏りのリスクを最小限に抑えて、建物を保護することができるのです。
また、断熱性や遮音性、耐震性も向上するというメリットがあります。
断熱性の高い屋根材を使用することで、夏は涼しく冬は暖かい快適な環境を実現することが可能です。
さらに、屋根材選びの際に既存の屋根材よりも軽量な金属屋根やスレート屋根を選ぶことで、建物の重心が下がって耐震性が向上します。
当社の屋根葺き替え工事については「屋根葺き替え」をご覧ください。
屋根葺き替え工事の流れ

屋根葺き替え工事は、通常以下の流れで進みます。
①足場設置
②既存屋根材撤去
③野地板増し張り
④ルーフィング貼り
⑤屋根材設置
⑥棟板金取り付け
⑦足場解体
まずは、安全に作業をおこなうために足場の設置をおこないます。
屋根工事は高所での作業となり転落の危険が高まるため、専用の足場が不可欠です。
次に、既存の屋根材を撤去し、廃材として適切に処分します。
屋根材撤去後は下地となる野地板の状態を確認し、必要に応じて補修や交換をおこないます。
その後、ルーフィング敷設をおこないます。
ルーフィングとは防水シートのことで、雨水の浸入を防ぐために重要なものです。
ルーフィングの上から新しい屋根材と棟板金を取り付けたら施工完了です。
工事期間は屋根の大きさや形状によって異なりますが、7日~14日程度が目安となります。
葺き替えが必要なタイミング

屋根の葺き替えを検討すべきタイミングはいくつかあります。
以下のような状況に当てはまる場合は、葺き替えを検討する必要があります。
築年数が経過している
築年数が20年~30年を超えている場合は劣化が進んでいる可能性が高いため、一度業者による点検を受けることをおすすめします。
屋根の種類によっても目安となる時期が異なり、瓦屋根の場合は50年以上、スレート屋根や金属屋根では20年~30年が一般的な葺き替え時期の目安とされています。
ただし、これらの年数はあくまでも目安なので、年数が経過していなくても劣化症状や雨漏りの発生などが見られる場合は早急な対処が必要です。
逆に、目安となる年数が経過していても、屋根の状態が良好であれば部分補修や塗装で対応できる場合もあります。
どちらにしても適切なタイミングで葺き替えをおこなうには、専門業者による定期的な点検が必要です。
劣化が進行している
屋根材のひび割れや欠け、ズレなどの劣化が広範囲で発生している場合は、葺き替えを検討すべきサインとなります。
また、スレート屋根では色褪せや苔・カビの繁殖、反りや浮きが進行している場合、瓦屋根では漆喰の崩れや瓦の割れが発生している場合、金属屋根では錆が著しい場合は検討が必要です。
これらの症状を放置すると建物全体の耐久性にも影響してしまうため、定期点検での早期発見が重要です。
雨漏りが発生している
雨漏りが発生している場合は、下地まで傷んでいる可能性が高いため早急な対応が必要です。
特に、雨漏りが複数箇所で発生していたり長期間放置されていたりする場合は、見えない部分で劣化が進行している可能性が高いため葺き替え工事が必要になります。
雨漏りが発生しても、早期発見できれば部分補修で済むケースも多いため、雨漏りのサインを見つけたら速やかに点検をおこないましょう。
葺き替えでおすすめの屋根材とは

葺き替えの際に選べる屋根材には、いくつかの種類があります。
ガルバリウム鋼板
軽量で耐久性に優れたガルバリウム鋼板は、葺き替え工事で注目されている屋根材です。
耐用年数は30〜40年と長く、サビにも強いためメンテナンスコストを抑えることができます。
軽量なので建物への負担が少なく、耐震性の向上にもつながります。
さらに、カラーバリエーションやデザインも豊富なので、幅広い雰囲気を演出することができます。
スレート屋根
スレート屋根は軽量で施工しやすく、コストパフォーマンスに優れています。
カラーバリエーションも豊富で、住宅のデザインに合わせやすいのが特徴です。
耐用年数は20〜30年程度で、10年ごとの塗装メンテナンスが必要になります。
瓦屋根
耐用年数が40〜60年と非常に長い瓦屋根は、断熱性や遮音性に優れています。
初期費用が高額になる傾向がありますが、長期的に見るとコストパフォーマンスに優れています。
重厚感のある外観で和風住宅に最適ですが、重量があるため建物の構造確認が必要です。
屋根材についてはこちら「貴方の家の屋根はどのタイプ?」もご覧ください。
まとめ
屋根の葺き替え工事は、住宅の寿命を延ばすために欠かせないメンテナンスです。
屋根に劣化症状が見られたり雨漏りが発生していたら、早めの対応が重要になります。
新しい屋根材を選択する際には、ガルバリウム鋼板・スレート屋根・瓦屋根のそれぞれの特徴を理解して、最適な屋根材を選択しましょう。
*K*
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