屋根の「縦葺き」「横葺き」の違いは何?それぞれの特徴を紹介 -屋根修理、雨漏り修理、屋根工事、屋根カバー工法、サイディング工事など、富士市、富士宮市、沼津市、裾野市、御殿場市

屋根の「縦葺き」「横葺き」の違いは何?それぞれの特徴を紹介

投稿日:2025.5.12  更新日:2025.5.12

 屋根の仕上げ方には「縦葺き」と「横葺き」という2つの施工方法があります。

 

この記事では、それぞれの工法の仕組み、メリット・デメリット、そしてデザイン性、防水性、耐久性、施工性、メンテナンス性の違いを徹底比較します。

どちらの屋根材がご自身の建物に適しているのか、その判断材料となる情報を提供しますので、ぜひ最後までお読みください。

 

縦葺き屋根とは

屋根の仕上げ方法には様々な種類がありますが、その中でも特徴的なのが「縦葺き」です。

 

ここでは、縦葺き屋根がどのような仕組みで構成され、どのような種類の屋根材が用いられるのかを解説します。また、メリットとデメリットについても詳しく見ていきましょう。

 

仕組みと種類

縦葺き屋根は、屋根の頂点(棟)から軒先に向かって、板状の屋根材を垂直方向に葺く工法です。雨水は屋根材に沿って下方向に流れ落ちる仕組みとなっています。
主に金属製の屋根材が用いられ、代表的な種類としては、瓦棒葺き、金属瓦葺き、立平葺きなどがあります。それぞれに形状や接合方法に違いがあり、建物のデザインや求められる機能によって選択されます。

 

メリット

縦葺き屋根の大きなメリットは、その高い排水性です。屋根材の接合部が雨水の流れと平行になるため、雨水がスムーズに排出されやすく、雨漏りのリスクを低減できます。
また、比較的軽量な金属屋根材が多いため、建物への負担を軽減できる点も魅力です。シンプルな形状が多く、シャープでモダンな印象を与えるデザインに適しています。

 

デメリット

一方で、縦葺き屋根は、屋根材の接合部が横方向に比べて少ないため、強風時には剥がれやすいというデメリットも指摘されます。
また、複雑な屋根形状には不向きな場合があり、施工にある程度の技術を要することもあります。断熱性や遮音性は、使用する屋根材や下地の構成によって左右されます。

 

横葺き屋根とは

縦葺き屋根と並んで一般的なのが「横葺き」です。このセクションでは、横葺き屋根がどのような構造を持ち、どのような種類の屋根材が使われているのかを解説します。
さらに、縦葺き屋根とは異なる、横葺き屋根ならではのメリットとデメリットを見ていきましょう。

 

仕組みと種類

横葺き屋根は、軒先から棟に向かって、屋根材を水平方向に重ねながら葺いていく工法です。雨水は屋根材の重なり部分を通りながら下へと流れていく仕組みです。
粘土瓦、セメント瓦、金属瓦、スレートなど、多様な屋根材が用いられます。代表的な種類としては、日本瓦、S型瓦、平板瓦、波型スレートなどがあり、それぞれに素材や形状、機能性が異なります。

 

メリット

横葺き屋根は、屋根材の種類が豊富であり、和風、洋風など、様々なデザインに対応できる点が大きなメリットです。
屋根材の重なりによって強度が増し、耐風性に優れているとされるものもあります。また、断熱性や遮音性に優れた屋根材を選択しやすいのも特徴の一つです。比較的緩やかな勾配の屋根にも適しています。

 

デメリット

横葺き屋根のデメリットとしては、屋根材の重なり部分に雨水が溜まりやすく、経年劣化や施工不良があると雨漏りのリスクが高まる点が挙げられます。
また、屋根材によっては重量があり、建物への負担が大きくなる場合があります。複雑な屋根形状の場合、屋根材の加工に手間がかかることもあります。

 

縦葺き屋根と横葺き屋根の違い

同じ屋根の仕上げ方でありながら、「縦葺き」と「横葺き」には様々な違いがあります。
ここでは、デザインや意匠性、防水性や耐久性、そして施工性やメンテナンス性といった観点から、それぞれの工法がどのように異なるのかを詳しく比較していきます。

 

デザインと意匠性の違い

縦葺き屋根は、直線的でシャープな印象を与えるデザインが多く、モダンな建築やシンプルな外観によく合います。

一方、横葺き屋根は、瓦の種類や形状によって、重厚感のある和風建築から、明るくカジュアルな洋風建築まで、幅広いデザインに対応できます。意匠性の選択肢が豊富と言えるでしょう。

 

防水性と耐久性の違い

防水性においては、一般的に縦葺きの方が雨水の流れがスムーズなため有利と言えます。ただし、横葺きでも適切な施工と防水対策を施すことで、高い防水性を確保できます。
耐久性は、使用する屋根材の材質や品質、地域の気候条件、メンテナンスの状況によって大きく左右されます。どちらの工法だから特別に耐久性が高いということは一概には言えません。

 

施工性とメンテナンス性の違い

施工性については、屋根の形状や選択する屋根材によって異なります。シンプルな形状の屋根であれば、縦葺きの方が比較的短工期で施工できる場合があります。
メンテナンス性については、縦葺きは接合部が少ないため、メンテナンス箇所が少ないという意見もありますが、屋根材の種類によって必要なメンテナンスは異なります。定期的な点検と適切なメンテナンスがどちらの工法においても重要です。

 

縦葺き・横葺きどっちがおすすめ?

結局のところ、「縦葺き」と「横葺き」のどちらを選ぶべきなのでしょうか?
ここでは、建物の形状やデザイン、重視する性能、そして地域の気候条件といった様々な要素を考慮しながら、それぞれの工法がどのようなケースにおすすめなのかを具体的に解説します。

 

建物の形状やデザインで選ぶ

建物の形状がシンプルでモダンなデザインを希望する場合は、縦葺きが適していることがあります。
一方、複雑な屋根形状や、和風・洋風など特定のデザインイメージがある場合は、横葺きの中から最適な屋根材を選ぶと良いでしょう。建物の外観全体との調和を考慮することが大切です。

 

重視する性能で選ぶ(防水性、耐久性、コストなど)

防水性を重視するなら、一般的に縦葺きが有利ですが、横葺きでも高性能な防水シートの使用や丁寧な施工によって十分な防水性を確保できます。
耐久性やコストは、屋根材の種類によって大きく異なります。初期費用だけでなく、長期的なメンテナンスコストも考慮して選ぶことが重要です。

 

地域性や気候条件で選ぶ

降水量が多い地域や積雪が多い地域では、排水性の高い縦葺きが適している場合があります。
強風が多い地域では、耐風性に優れた横葺きの屋根材を選ぶなどの対策が必要です。地域の気候条件を考慮し、最適な工法と屋根材を選ぶことが、屋根の寿命を長く保つために重要です。

 

【まとめ】縦葺き・横葺きの特徴を理解して最適な屋根材を選ぼう

屋根の仕上げ方法として代表的な縦葺きと横葺き。それぞれの工法には、構造、デザイン、性能など、様々な面で異なる特徴があります。
この記事では、それぞれのメリット・デメリット、そして選び方のポイントを解説しました。これらの情報を参考に、ご自身の建物に最適な屋根材を選び、安心できる住まいを実現しましょう。

 

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