今回は、静岡市伊豆市梅木で天窓撤去工事とカバー工法を行いました。
「天窓から雨漏りしている」とご相談いただき、調査へ伺いました。
施工前の状況
まず施工前の状況を確認しました。
屋根を登って天窓の状態を確認しました。
特に大きな破損は見られません。
実は天窓は通常の窓と比較しても雨漏りのリスクが高いと言われています。
その理由として以下の4つが考えられます。
- 屋根に開口部を設けて設置されるため
- 施工に高度な技術を要するため、天窓と屋根材の取り合いの防水処理が不十分だったり、シーリング施工が甘かったりしたため
- 天窓、その周辺のシーリング材が劣化したため
- 天窓周囲にゴミが溜まってオーバーフローしたため
このような事情から天窓は雨漏りしやすいと考えられています。
また、屋根全体を見ても少し汚れや色褪せが目立っている様子がわかります。
こう言った状況から、お客様には「天窓の撤去」と「屋根のカバー工法」の同時施工を提案しました。
天窓の閉鎖と防水シートの施工
今回は、天窓の閉鎖と防水シートの施工をします。
写真のように、隙間ができないように開口部を埋めていきます。
この度の天窓撤去工事では、いくつかの重要なポイントがあります。
まず、雨漏りを防ぐため、開口部を構造用合板で塞いだ後、防水シートを隙間なく重ねて張る丁寧な施工が不可欠です。
また、強風で合板が外れないよう、ビスでしっかりと固定することも重要です。
天窓がなくなると屋根裏の換気が不足する可能性があるため、湿気対策として新たな換気口の設置も検討しました。
これらの対策を講じることで、建物の安全性を長期的に保ちます。
天窓部分の防水処理が完了したら、次は屋根全体に防水シートを施工していきます。
回使用した防水シートは、日新工業の「カスタムライト」です。
高品質な改質アスファルトと特殊な合成繊維を組み合わせることで、優れた防水性を発揮します。
この製品の特長は、裏面が粘着層になっているためタッカーを使わずに施工できる点です。
また、釘穴を粘着層がしっかり塞いでくれるので、雨水の浸入を防ぐ効果も高まります。
高い性能とコストパフォーマンスを両立した、信頼性の高い製品です。
屋根全体を隙間なく施工できたら、防水シートの施工は完了です。
屋根本体施工〜完工
カバー工法で使用するのは、アイジー工業の高性能な屋根材「スーパーガルテクト」です。
この屋根材は、遮熱性鋼板と断熱材の相乗効果で高い断熱性を発揮し、快適な室内環境を保ちます。
また、特殊な「ちぢみ塗装」による独特の質感が高級感を演出し、意匠性にも優れています。
機能性とデザイン性を両立した、今回の工事に最適な製品です。
軒先から屋根の頂上まで施工し、最後に棟板金を施工したら屋根カバー工法の完工です。
美しいダークグレーの屋根になったこと、雨漏りの原因だった天窓を無事撤去できたことにお客様も喜ばれていました。
それぞれの詳しい様子は、以下の現場レポートでご覧いただけます。
1.伊豆市梅木・天窓の閉鎖工事とカバー工法①雨漏りが発生する屋根の調査
2.伊豆市梅木・天窓の閉鎖工事とカバー工法②天窓の閉鎖と防水シートの施工
3.伊豆市梅木・天窓の閉鎖工事とカバー工法③スーパーガルテクトのカバー施工
「雨漏りを撤去したい」など、屋根に関するお悩みはお気軽にご相談ください。
今回はお客様より「天窓から雨漏りがする」というご相談をいただきました。
台風のような強風により、屋根は破損する可能性があります。
破損すると、これまで問題なくても一気に室内に雨漏りが発生することも。
ただし、火災保険に加入していれば、保険金で屋根を修復できる可能性があります。
事前に火災保険の補償内容を確認しておくと安心です。
参考記事はこちら▶︎雨漏りを直さないとどうなる?修理しないで放っておく5つのリスク
屋根の色褪せなど、新築時からの変化が気になる場合は、早めに専門業者に相談しましょう。
無料現場調査を行なっておりますので、お気軽にご相談ください。
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工事のきっかけ