静岡県駿東郡小山町 銅板屋根カバー工事 電食して穴が開いた屋根
投稿日:2023.12.11 更新日:2024.5.15
静岡県駿東郡小山町にて、屋根カバー工事の様子をお届けします!
今回は2階部分の銅板屋根から雨漏りするとのことで、2階の屋根のみカバーすることとなりました。
その雨漏りの原因は、下の写真の「温水器」です。
なぜ温水器が原因?と疑問に思われた方も多いことでしょう。
実は銅板の屋根にステンレスの温水器を置いたことにより「電食」が発生し、銅板に穴が開いてしまったのです。
「電食」とは電気により金属が腐食することを言い、異素材の金属が接合することにより電食が起きます。
異種の金属が接合した状態で水が触れると電気が流れ、金属が腐食してしまうのです。
今回のお宅の屋根はまさにその状態で、温水器付近の銅板が腐食して穴が開き、雨漏りにつながっていたのです。
カバー工事をするにあたって、まずは既存の棟を外してフラットな状態にしていきます。
そこで鬼飾りを解体すると、なんと鳥の巣と卵が!
このエメラルドグリーンの卵はムクドリの卵です。
屋根工事をしているとこのような鳥の巣に遭遇することはめずらしくありません。
鳥が巣を作ると糞の被害だけでなく、ダニも発生しやすくなるので注意が必要です。
棟を解体し終えたら、雨水が侵入しないよう粘着層付きルーフィングを貼って今日の作業は終了です。
また次回のレポートに続きます!
−Y−