静岡県富士宮市大淵 折板屋根改修工事 コーキングNGの場所とは?
投稿日:2023.9.20 更新日:2024.5.15
静岡県富士宮市大淵にて、工場の折板屋根から雨漏りがするとのことで連絡をいただき、改修工事をさせていただきました!
折板屋根は、雨押えの下に「エプロン面戸」と呼ばれる部材が、さらにその内側には「止め面戸」と呼ばれる部材が付けられています。
最初にエプロン面戸で大量の雨水の侵入を防ぎ、止め面戸で最終的な防水をするという二重防水になっているのです。
エプロン面戸は完全には塞がってはいないため、長年風雨にさらされると砂やホコリが侵入して汚れが溜まってきます。
さらに止め面戸のコーキングが寿命を迎えると、雨漏りの原因になってしまうのです。
こちらの工場の折板屋根も、エプロン面戸を外すと砂や葉っぱが溜まっていましたので、まずはキレイに清掃します。
折板の谷の部分を1つ1つ丁寧に清掃するという、骨の折れる作業です^^;
清掃が終わったら、今度は止め面戸のコーキングを打ち増しします。
さらにエプロン面戸を元に戻して、コーキングで塞いだら完成です。
右下の写真を見たらお分かりいただけるかと思いますが、エプロン面戸は両サイドのみコーキングしており、下のほうは塞いでいません。
下のほうまで塞いでしまうと、侵入した雨水が逃げ場を失い雨漏りを引き起こしてしまうからです。
折板屋根の構造に詳しくない業者に依頼すると、知らずに塞いでしまうことがあるのでご注意ください。
このような屋根の防水工事に関しては、屋根の構造をよく理解した業者に依頼すると安心ですね^_^
−Y−