見えないところこそ念入りに!屋根・外壁工事に欠かせない雨仕舞とは? -屋根修理、雨漏り修理、屋根工事、屋根カバー工法、サイディング工事など、富士市、富士宮市、沼津市、裾野市、御殿場市

見えないところこそ念入りに!屋根・外壁工事に欠かせない雨仕舞とは?

投稿日:2023.6.28

見えないところこそ念入りに!屋根・外壁工事に欠かせない雨仕舞とは?(1)

屋根・外壁工事に欠かせない「雨仕舞(あまじまい)」

聞き慣れない言葉かも知れませんが、外装工事においては見た目の綺麗さよりも重要と言っても過言ではありません。

せっかく外装を綺麗にしても、雨仕舞の方法を間違えると雨漏りのリスクが高まり、せっかくお金をかけたリフォーム工事が台無しになります。

今回は、雨仕舞とはどういうものなのかを、当社が普段のリフォーム工事で行っている様子を混じえながらご紹介していきます!

 

雨仕舞とは?

雨仕舞って何?と聞かれてもひと言で表現するのは難しいのですが、簡単に言うと、建物の見えない部分を工夫することにより、雨水を外に出し雨漏りを防ぐことです。

防水と同じ意味にとらえられることが多いのですが、だいぶニュアンスが違います。

防水とは、雨水を完全にシャットアウトすることで、例えば陸屋根のウレタン防水などが該当します。

いっぽう雨仕舞は、雨水が侵入しても外に排出する仕組みのことを言いますので、屋根材の下に設置する捨て水切りや、外壁の土台水切りなどが挙げられます。

言葉で表現してもイメージが湧きにくいと思いますので、実際に当社が行っている雨仕舞を、現場写真とともにいくつかご紹介していきましょう。

 

雨仕舞その1 谷板金

屋根の谷とは、左下の写真のように屋根同士が重なった部分のことを言います。

複雑な形をした屋根や、1階の下屋部分に見られることが多いのですが、雨水が集中しやすいため雨漏りしやすい場所でもあるのです。

 

 

その谷の内部には、写真右上の本谷板金と呼ばれる金属役物を取り付けて、雨水が下に流れる仕組みを作ります。

また、左下の写真の通り、隙間があきやすい屋根と壁の取り合い部分には捨て谷と呼ばれる金属役物を取り付けます。

屋根材を張り終えたら、その上から右下の雨押えという役物でカバーします。

 

 

このように、特に雨水が侵入しやすい場所は念入りに雨仕舞を行う必要があります。

特に下屋部分は複雑な形状をしていることが多いため、大屋根部分よりはるかに難しい工事となるのです。

 

リフォーム工事は屋根の勾配や形により、雨水が侵入した際に外に流れていきやすい方法を現場で考える必要があります。

そのため、長年の知識と経験が必要となってくるのです。

 

雨仕舞その2 棟下地と面戸

現場レポートでも何度か登場している、屋根の棟部分の施工風景。

使用する屋根材や葺き方によって、棟下地の素材を変えているというのはレポートでもお伝えしている通りです。

 

石粒付きガルバリウム鋼板の棟下地

縦葺きガルバリウム鋼板の棟下地

横葺きガルバリウム鋼板の棟下地

 

その棟の取り付けの際に使われる、地味ですが重要な役割を果たすのが面戸(めんど)と呼ばれるものです。

面戸とは隙間を防ぐ部材のことで、屋根においては主に棟や軒先部分に使用し、雨水やホコリ、害虫、鳥獣などの侵入を防いでくれます。

 

 

ガルバリウム鋼板縦葺きの場合は、屋根材に直接触れないため木の下地(貫板)を使いますが、その隙間を埋めるために金属の面戸(エプロン面戸)を使います。

下地が木材なので、横から打った釘が抜けにくいというメリットがあります。

いっぽう横葺き屋根は、屋根材と下地が直接触れ、木の下地では湿気で劣化しやすいため、金属や樹脂製の下地を使います。

さらに横からの雨水の侵入を防ぐため、「ケミカル面戸」という、劣化しにくいスポンジのような素材の面戸を貼ります。

通気性もあるため、万が一雨水が侵入しても湿気がこもるようなことがありません。

 

雨漏り修理で棟の隙間をコーキングで塞いでしまうような業者が居ますが、逆に雨漏りがひどくなるケースもあるためご注意くださいね。

 

雨仕舞その3 笠木板金は二重に

雨漏りの原因としては1位、2位を争うくらいの場所でもある、バルコニーやパラペットの笠木。

笠木とは、バルコニーの手すり壁などの頂上に設置される仕上げ材のことを言います。

階段の手すりの仕上材も笠木と言いますが、屋内では木材が使用されることが多く、屋外では耐久性の高い金属が使用されます。

 

バルコニーは建物の外に張り出しており、常に雨水にさらされされているため、笠木部分から雨水が侵入しやすいのです。

そのため、当社ではその笠木板金を二重にするようにしています。

そうすることにより防水性を高め、ビス打ちも見えなくなるため見た目もよくなります。

施工方法としましては、笠木本体にルーフィング(防水シート)を張って、その上に下地の笠木(捨て笠木)をビス止めします。

下地なので、脳天打ちできるというメリットがあります。

さらにのり付けのためにコーキングをして、上から仕上げの板金でカバーします。

そうすると、下地のビス止めも隠れて、とてもきれいな仕上がりになるのです。

 

なお、笠木カバーはバルコニーの外側部分が捨て笠木に引っかかるような加工をしており、内側は折り曲げてビス止めができるようにしています。

当社は板金屋でもあるため、お客様の笠木のサイズを測り、自社で板金加工をして取り付けまで行っています。

このようにすべて自社で完結できるのも、当社の強みであると思っています。

 

屋根・外壁のリフォーム・雨漏り修理は、富士宮屋根工事店へ

今回ご紹介した雨仕舞はほんの一部で、屋根・外壁には見えないところで数えきれないほどたくさんの雨仕舞がされているのです。

リフォームは新築工事と違って、現場で考えながら雨仕舞の作業を進めていく必要があるため、知識と経験が必要になってきます。

雨仕舞に詳しくない業者にリフォームや雨漏り修理を依頼すると、また雨漏りが再発したりと、トラブルが起きやすいので注意が必要です。

経験豊富な業者であるかどうかを見分けるためには、過去の施工事例を見せてもらい、多くの実績を積んでいる業者を選ぶと安心ですね。

 

当社では、経験豊富なスタッフが施工を担当し、施工中の現場にも目を光らせて、不備がないかをチェックしております。

屋根・外壁のリフォームをお考えでしたら、富士宮屋根工事店までお気軽にお問い合わせください。

 

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