あなたのお家は大丈夫?台風被害とその対策について解説します!
投稿日:2023.8.29
台風は例年7月頃から発生し始め、8〜9月にピークを迎えます。
ところが近年では「例年」という言葉が通用せず、季節外れの台風が発生することも珍しくありません。
このようにいつ発生してもおかしくない台風は、時には大事なお家に大きな被害をもたらすことがあります。
そこで今回は、当社に問い合わせをいただくことの多い台風被害を例に挙げ、その対応方法や対策についても解説していきます!
目次
台風通過後に問い合わせの多い5つの被害
台風の通過後は、当社のような屋根修理業者への問い合わせが殺到し、電話が鳴り止まないこともあります。
ここでは、台風通過後に特に問い合わせの多い被害の5つ例に挙げ、それぞれの対応方法について解説していきます。
1.棟が飛ばされた
台風の後に当社に寄せられる問い合わせで最も多いのが、棟板金が飛ばされた、ずれてしまったという被害です。
棟板金が外れた状態を放置すると雨漏りのリスクが高まります。
また、飛ばされた棟が近隣の住宅にぶつかる、という二次被害を引き起こす危険性もあります。
そのため、棟板金が外れた場合は早めの修理が必要です。
2.屋根材の割れ
台風による飛散物がぶつかり、瓦やスレートなどの屋根材が割れてしまうこともよくあります。
屋根の上ですから気づかないことが多く、雨漏りがしてはじめて屋根の破損に気づくことも多いです。
割れてしまった屋根材を放置しておくと落下の危険性もありますし、強風時に飛ばされてしまう恐れもあるため早めの修理が必要です。
3.雨樋の破損
強風時に雨樋が飛ばされた、というのもよくある事例です。
特に風の影響を受けやすい2階部分の竪樋や、下屋に這わせている這樋が外れてしまうケースがとても多いです。
雨樋の破損を放っておくと雨水が適切に排出されず、お家の外壁を傷めたり、雨漏りを引き起こすことにもつながります。
雨樋の破損に気づいたら、早めにお近くの屋根工事店または板金業者に依頼しましょう。
4.波板屋根が飛ばされる
カーポートやテラスに設置された波板屋根が飛ばされる被害はとても多いです。
特にポリカ波板はプラスチックのフックで留められていることが多く、劣化するとボロボロになってしまいます。
そのため、波板自体はまだ新しくても、留め具の劣化によって飛ばされることも多いです。
また、2階のベランダに設置された波板屋根は、下からの吹き上げの風を受けて飛ばされることがよくあります。
ウチの波板はまだキレイだからと安心せずに、台風が来る前に留め具の劣化がないかチェックしておきましょう。
5.雨漏りが発生する
近年の台風は暴風だけでなく、大雨をもたらす雨台風も増えてきています。
天井の断熱材でせき止められて気づかなかった雨漏りが、大雨をきっかけに溢れて落ちてくる、というケースもよくあります。
そのような、大量の雨が降らなければ分からないような雨漏りは、原因の特定が難しい場合もあるのです。
そのため、雨漏り調査は経験豊富な屋根業者に依頼をしたほうが安心です。
台風が来る前にできる対策とは?
これまで主な台風被害についてご説明してきましたが、台風が来る前にできる対策はしておきたいですよね。
ここでは、台風が来る前にできる対策を2つご紹介していきます。
屋根業者に点検を依頼する
棟の釘が抜けかかっていないか、屋根材が割れていないか、雨樋の詰まりはないか…
これらの点検は屋根にのぼらないとできないため、信頼のおける屋根業者に依頼するようにしましょう。
ご自分で屋根にのぼってチェックするのは危険なので、絶対にやめてくださいね。
なお、当社では屋根・外壁の無料点検を行っていますので、お近くのお客様は是非ご活用ください!
窓を保護する
台風の飛来物によって窓が割れてしまうと、その風圧で屋根が飛ばされてしまう危険性があります。
そのため、雨戸の無い家は防護ネットで窓に飛来物が当たらないように保護しましょう。
台風対策として窓ガラスに養生テープを貼り付けるお宅をよく見かけますが、実はあまり意味がありません。
確かに養生テープは、窓ガラスが割れた時の飛散防止にはなるでしょう。
しかしガラスが割れてしまうと風の通り道ができてしまうため、窓ガラス全部が吹き飛んでしまうことにもなりかねないのです。
よって、窓ガラスに物を当てないようにすることがとても重要なのです。
台風被害で保険は下りるの?
火災保険に加入しているお宅であれば、風災と認められて保険が適用される可能性が高いです。
実際、2019年に千葉県を中心に大きな被害をもたらした台風15号では、多くのお宅で火災保険が適用されています。
ただし、保険の申請には被害状況の写真を提出することが必須です。
急いで家の片付けをしてしまい、写真を取り忘れて保険が全額下りなかった、という話もよく聞きますのでご注意ください。
なお、火災保険を申請するためには建物の損害調査も必要です。
当社では建物の調査、申請まで無料でサポートさせていただいております。
詳しくは下記ページをご参照ください。
台風通過後の詐欺被害にはご注意を!
台風の通過後は屋根業者に問い合わせが殺到するため、すぐに現場調査に伺えないことがあります。
地元の業者の手が回らず対応が遅れてしまう時、その弱みに付け込んで隣県から業者が回ってくることがあります。
「屋根が浮いている」「棟が外れかかっている」と言われて、必要もない修理を勧められるケースが多発しているのでご注意ください。
屋根の点検商法については、下記ブログ記事でも解説していますのでチェックしておいてください。
のぼらせないで!「無料で屋根を見てあげますよ」と言われたら…?
また、「保険が下りたら自己負担無しで修理ができるので、無料で申請の代行をする」と言ってくる業者にも注意が必要です。
保険が満額下りなかったので解約しようとすると高額な違約金を請求された、というケースもあります。
災害に便乗した悪質な業者には十分に注意し、不安に感じたら消費者生活センターに相談するようにしましょう。
屋根のことなら富士宮屋根工事店へ
今回は、台風が家にもたらす被害とその対策、被害に遭った場合の保険の適用について解説してきました。
また、自然災害に便乗した詐欺被害が多いということにも触れさせていただきました。
屋根はお家を守ってくれる大切な部分ですから、定期的なメンテナンスが必要です。
屋根のことで気になることがありましたら、富士宮屋根工事店までお気軽にお申し付けください!
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