屋根カバー工法は雨の日NG?工事途中に雨が降ったらどうする?
投稿日:2025.2.28 更新日:2025.2.28

「屋根のカバー工法は雨の日でも大丈夫?」
「工事途中に雨が降ったらどうする?」
「梅雨の時期は屋根工事はできない?」
今回の記事では、上記のような不安や疑問に回答します。
結論から言うと、屋根カバー工法は基本的に雨の日には作業できません。
しかし、工事中に雨が降った場合でも、ルーフィング(防水シート)まで施工されていれば、屋根の基礎的な防水性を守ることはできます。
この記事では、屋根カバー工法が雨の日に適さない理由や、工事途中で雨が降ったときの対策について詳しく解説します。
目次
屋根カバー工法は雨の日でも施工できる?
屋根カバー工法は、既存の屋根の上に新しい屋根材を重ねるリフォーム方法です。基本的には晴れた日に施工するのが理想で、雨天時の作業は避けることとなります。
カバー工法では既存の屋根があるため、他の屋根工事(葺き替え・塗り替え)に比べると雨が構造部分まで影響しにくいというメリットがあります。
それでも、安全面や施工品質を考えると、雨の日の工事は避けるのが一般的でしょう。
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屋根工事中に雨が降るとどうなる?
屋根カバー工法の期間中に雨が降ってくると、以下のような悪影響が出る可能性があります。
- 下地の劣化:雨で下地が濡れてしまうと、カビの発生、劣化、雨漏りの原因となります。
- 木材が雨に濡れる:リフォームに使用する木材が雨に濡れるリスクがあります。施工後も屋根内は結露するため、多少の水分なら木材が吸収し、自然に乾燥する仕組みになっています。しかし、一定の乾燥状態でなければ新しい木材に交換することになります。
- ルーフィングの品質: ルーフィングは多少の水濡れに耐えられる設計ですが、施工直後に雨が降ると接着不良を起こし、防水効果が低下することがあります。
- 工事の安全性: 雨の日の屋根は滑りやすく、作業員が転倒するリスクが高まります。特に金属屋根(ガルバリウム鋼板など)は滑りやすいため、注意が必要です。
上記4点のような影響があるため、屋根の修繕工事と雨は、切っても切れない関係性にあるのです。
工事途中に雨が降ってもルーフィング完了後なら継続できる?
屋根カバー工法の工事中に雨が降った場合、進捗状況によって対応が異なります。
- 下地が露出している場合は工事中断
- ルーフィング完了後なら小雨でも作業継続可能
ルーフィング施工前に雨が降ってきた場合は、下地を雨から守るために工事を中断します。一方で、ルーフィングがしっかり施工されていれば、基礎的な防水処理は完了していることになります。その場合、小雨程度であれば、作業を続行できるケースもあります。
そもそも、屋根の基本的な構造は、内側から「下地→防水シート(ルーフィング)→上葺き(ガルバリウム鋼板や瓦)」という順番ですが、それぞれに通気性を確保するための空間が設けられています。
この空間が湿気を逃し、木材が水分を調整する役割を果たします。雨水が多少侵入しても、適切な構造なら問題なく乾燥するようになっているので安心です。
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屋根工事中の雨対策にはどんなものがある?
屋根業者は、作業中の雨に備え、様々な対策を講じています。
まず、応急処置としては「ブルーシート養生」が挙げられます。急な雨に備えて、ブルーシートなどの養生シートを準備しておき、雨が降り始めたら速やかに屋根を覆います。これで建物構造部分や屋根の基礎部分が劣化しないようにします。
また、屋根専門業者は天気予報を常に確認し、雨天時には作業を中断するなど、工程を適切に管理します。そして、ルーフィングの施工を優先的に行うことで、雨による影響を最小限に抑えています。降水確率が高い場合は、現場の職人さんを予定より多く派遣し、ルーフィングだけでも素早く完了させるケースもあります。
もともと、屋根カバー工法にかかる日数は、一般的に3日~7日程度が目安です。熟練の施工チームであれば、期間中の天候と作業スケジュールを適切に判断し、雨でダメージを受けないように計画します。
雨天で屋根工事が延期になった場合のスケジュール変更や追加費用は?
屋根カバー工法の工事が雨で中断した場合、スケジュールの調整が必要になります。ただし、基本的には追加費用が発生することはありません。
契約前に、天候のことも含めて柔軟に対応できるよう予備日を設定し、その場合の追加費用についても確認しておくと安心です。
屋根カバー工法におすすめの時期は?
屋根カバー工法をスムーズに進めるためには、事前に天気予報を確認し、雨の少ない時期を選ぶことが重要です。
基本的には梅雨や秋雨といった、雨が長期的に続くようなシーズンは、屋根工事に向いていません。春や冬など、一般的には天候が安定している時期を候補にしましょう。
とはいえ、屋根の状態によってはなるべく早い修繕が必要なこともあります。熟練の屋根専門業者は、天候の変化も踏まえて修繕計画を提案してくれるため、自己判断でスケジュールを考えるのではなく、まずは相談してみると良いでしょう。
まとめ|屋根カバー工法は雨の日に注意!事前に相談しておくのが大事
今回のブログ記事では、屋根カバー工法と雨天の関係性について解説してきました。
屋根カバー工法は晴れた日に施工するのがベストです。雨の日の作業は、施工品質の低下や安全面でのリスクがあるため、基本的には避けることになります。
- 雨の日は作業が中断される可能性が高い
- ルーフィング(防水加工)が施されていれば小雨には耐えうる
- 屋根専門業者は天候の変化も踏まえてスケジュール提案をしている
- 信頼できる施工業者を選び、雨天時の対応を事前に確認
スケジュール調整や雨天時の対応について、専門業者とよく相談しながら進めることで、安心して屋根カバー工法を進められます。
最後になりますが、ごく一部には、雨天の屋根工事に対して注意を払わない業者さんもいると聞いたことがあります。雨でびしょぬれになった木材をそのまま使おうとしたり、強い雨でも構わずに職人さんが屋根に登っていったり、ブルーシートによる防水処理を施すのが遅れたり、といった事例です。
屋根は、住まいを守る大切な部分です。信頼できる施工業者を選びましょう。
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