静岡県富士宮市阿幸地町 強風でめくれた屋根の部分補修工事
投稿日:2024.10.23
静岡県富士宮市阿幸地町にて、金属屋根部分補修工事の様子をお届けします!
今回は3年前に1階の屋根工事をさせていただいたお客様で、今度は2階の屋根が強風でめくれてしまったとのご連絡をいただきました。
取り急ぎめくれた部分の補修だけでよいとのことでしたので、部分葺き替えをすることとなった次第です。
お客様の屋根は2B(ツービー)というステンレスの屋根材です。
ステンレスなので屋根材自体は錆びていないのですが、TVアンテナからの「もらい錆」が発生している状態でした。
今回取り替えるのはケラバ側の縦葺き屋根の1枚です。
まずは棟板金と瓦棒葺きのキャップを外し、めくれた屋根材を撤去してケラバに新しい木下地を打ちます。
そうして新しいルーフィングを敷き、あらかじめ採寸して作業場で加工しておいたケラバ板金と屋根材を取り付けたら完成です!
なお、新しい屋根材も既存のものと同じステンレスの鋼板を使用しています。
ステンレスにガルバリウム鋼板のような異なる素材の金属を組み合わせると腐食が起きてしまうからです。
このような異素材の金属が触れることによって腐食を起こすことを「電食」と言います。
今回のようにもらい錆びした屋根は塗装すればいいんじゃいないの?と思われる方もいらっしゃるかも知れません。
ですがステンレスはその性質上、塗装してもすぐ剝がれてしまうのでよけい見た目が悪くなります。
多少見た目は悪くても、屋根にとっては「何もしない」という選択も時には必要なのです(^^)
−Y−